管理者あいさつ

日の出町の皆様、多摩地域400万人の住民の皆様へ

管理者
 多摩市長 阿部 裕行(あべ ひろゆき)

 

この度、東京たま広域資源循環組合管理者に就任にいたしました阿部 裕行でございます。

 はじめに、日の出町の皆様には、多摩地域25市1町、400万人の家庭から出されるごみの最終処分に当たり、多大なるご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

 当組合は、法令はもとより、周辺住民の皆様方と締結しました公害防止協定を確実に遵守しながら、周辺環境への配慮と適正処理を最優先に、谷戸沢処分場・二ツ塚処分場の二つの最終処分場の管理・運営を進めています。

 平成18年7月からは、二ツ塚処分場内に設置したエコセメント化施設を本格稼働させ、焼却灰の全量をセメントにリサイクルすることで、資源循環を図っています。

 また、多摩地域25市1町においては分別収集の徹底等により、ごみの減量化やリサイクルが進められています。これらの取組により、最終処分場に埋め立てる不燃ごみの量が減少し、平成30年度からは埋立て処分ゼロを継続しています。

 平成10年4月に埋立てを終了した谷戸沢処分場では、里山的自然環境の再生に取り組んでいます。国蝶オオムラサキや、生態ピラミッドの頂点に位置するフクロウが営巣するなど、豊かな自然環境の再生が、順調に進んでいます。

 今後とも当組合は、二つの最終処分場が、「三多摩は一つなり」の精神に代表される、日の出町の皆様方の深いご理解の下に成り立っていることを決して忘れず、その思いを引き継いでいくとともに、多摩地域約400万人の生活を支える最終処分場として大切に使い続けられるよう全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。