環境への配慮
循環組合では、エコセメント事業を進めるにあたり、環境に配慮した建設工事、地域の概況及び環境要因を 考慮して現況調査(環境影響評価)を行ってきました。
環境に配慮した建設工事
エコセメント化施設は、平成15年2月に造成工事、平成16年1月に建設工事に着手しました。
建設工事においても、環境への配慮として下記5項目に取り組みました。
- 排ガス対策装置付の建設機械、騒音の小さな建設機械を使います。
- 造成工事、建設工事から発生する残土は、二ツ塚処分場の覆土として利用するなど、有効利用を図ります。
- 伐採・除根により発生した木材は、資材として売却します。また、売却できない木材や根・枝はチップ化等の再利用を図ります。
- 土砂流出防止、粉じんのまきあげ防止対策(板柵の設置、散水の実施等)を行います。
- 工事用車両については、安全運転の指導を行うなど、交通安全対策を行います。
環境影響評価
地域の概況及び環境要因を考慮し、11項目について現況調査を行い、環境に及ぼす影響について予測・評価を行いました。
地球温暖化対策
日の出町の皆さまと協働した地球温暖化対策として、白煙(水蒸気)防止設備CO2削減運用を開始し、平成23年2月14日より、煙突から白い煙が見えるようになっています。
この取り組みによって、約180トンのCO2排出量が削減されます。この削減量は、冬季期間中における一般家庭(自動車を除く)の約200世帯分が排出するCO2に相当します。
【参考】エコセメント製造におけるCO₂排出原単位
エコセメント製造時に発生するCO₂排出原単位※について、参考のデータを掲載しています。(令和4年(2022年)度実績)
※CO₂排出原単位とは、活動量1単位あたりのCO₂排出量のことで、ここではエコセメント1t製造時のCO₂排出量となります。