エコセメント事業実施計画について
当処分組合では、多摩地域のリサイクルの推進、最終処分場の有効活用などを目的に焼却残さのエコセメント化事業について検討してまいりましたが、このたび「エコセメント事業実施計画」(以下「実施計画」という。)がまとまりましたのでお知らせいたします。
この実施計画は、平成12年4月策定の「エコセメント事業基本計画」をベースに、事業実施方法、プラント計画、建設計画等について具体的検討を行いまとめたもので、本日開催の平成14年第2回処分組合理事会において決定いたしました。
今後、実施計画の内容を踏まえ、環境影響評価及び都市計画決定の手続き、施設整備・運営事業者の選定等を進め、平成17年度の施設稼働を目指します。
実施計画の概要は、以下のとおりです。
事業は、多摩地域各市町村のごみ焼却施設から排出される焼却残さ等を安全に処理し、土木建築資材である「エコセメント」に再生するエコセメント施設を、日の出町二ツ塚廃棄物広域処分場内に整備・運営するものです。
多摩地域廃棄物エコセメント化施設整備運営事業
- 多摩地域のリサイクルの推進
- 最終処分場の有効活用
- 安全な埋立対策の一層の推進
東京都西多摩郡日の出町大字大久野7642番地(二ツ塚処分場内)
施設用地面積 約4.6ha(二ツ塚処分場全体面積 約59.1ha)
- 焼却残さ等の処理能力:約330t/日
- 普通エコセメント生産能力:約520t/日
管理棟 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) |
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諸設備棟 | 鉄筋コンクリート造、鉄骨造 |
煙突 | 外筒鉄筋コンクリート造、高さ59.5m |
諸設備 | 屋外設置の焼成炉、クリンカサイロ等 |
多摩地域各市町村のごみ焼却施設から排出される焼却残さ、溶融飛灰、二ツ塚処分場に分割埋立された焼却残さ等
PFI法の趣旨に基づく公設・民営(DBO)方式
※この方式は、PFI法の趣旨(事業者選定の公平性、透明性の確保、事業経費の縮減及び民間事業者の創意工夫やサービスの向上等)を取り入れ、処分組合が施設を所有、運営に関する管理・監督を行い、民間事業者が施設の設計・施工と運転・維持管理や販売を一体的に請け負うものです。
- 施設建設費 約265億円
- 事業運営費 約26.4億円/年
※事業運営費には、他に修繕費及び大型修繕年積立額約5.6億円/年が想定される。
※全て消費税別