二ツ塚処分場搬入車両のディーゼル車排出ガス規制対策の実証試験について
東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合
二ツ塚処分場では、一日平均約80台の焼却残さや不燃ごみの搬入車両の出入りがあります。これらの車両は、東京都環境確保条例に基づくディーゼル車の排出ガス規制(排出ガス基準を満たさないディーゼル車は平成15年10月から都内での走行を禁止)の対象となります。
処分組合では、いち早くこの規制に対応し、沿道周辺の環境負荷の低減を図るため、搬入車両のうちの4台を使用し、DPF(ディーゼル微粒子減少装置。Diesel Particulate Filterの略)装着の実証試験を3月より始めます。
実証試験の概要
- 試験内容
二ツ塚処分場への焼却残さ等搬入車両のうち、平成6年規制車両4台にDPFを装着し、耐久性試験等を行います。 - 試験期間
平成14年3月から(おおむね3ヶ月間) - 使用する車両等 平成6年規制車両 4台
組織団体の武蔵野市・東村山市および搬入団体の二枚橋衛生組合・多摩川衛生組合が搬入業務を委託している運送事業者の車両 - 装着するDPF 三井物産(株)のご協力を得て、三井物産(株)製「CRT-TSS(※)」を使用します。この装置は、現在、路線バス用として東京都の指定を受けています。今回の実証試験のデータは、ダンプトラックでの指定申請用に使用する予定です。
※CRT-TSS:酸化触媒による酸化作用及び排気ガスの熱によりフィルターに捕集した粒子状物質を燃焼させる方式のDPF
今後の予定
今回の実証試験の結果や、DPF装着に係る体制整備等の状況を踏まえ、平成14年度のなるべく早い時期に、装着可能な車両に対し、DPFの装着を促していきます。