自然環境の保全・創出

循環組合は、貴重動植物の保全活動として、処分場敷地内の残留緑地や水辺で、動植物の貴重種保全に努めています。また、良好な自然環境の創出のために、埋立地を自然に戻し、残っている林野もより自然に近づける努力をしています。

谷戸沢処分場が「自然共生サイト」に認定されました

場内に広がる草原、水辺、樹林それぞれで生物多様性が保全されていることが高く評価され、令和7年9月16日に谷戸沢処分場が内陸の管理型最終処分場として初めて「自然共生サイト」に認定されました。

「自然共生サイト」には認定されましたが、多摩地域25市1町の最終処分場として、約14年間にわたって廃棄物の埋立てが行われた谷戸沢処分場には、今も地中に廃棄物が存在しています。そのため、谷戸沢処分場では、現在も閉鎖管理にて適切な維持管理を続けています。

循環組合では、今後も谷戸沢処分場の適切な維持管理を行うとともに地域の方々のご理解のもと、里山的自然環境の再生活動に取り組むことで生物多様性を維持、増進する活動に継続して取り組んでいきます。

処分場における貴重動植物の保全および自然環境の保全・創出の取組

循環組合では「自然共生サイト」に認定された谷戸沢処分場及び二ツ塚処分場において、さまざまな貴重動植物の保全、自然環境の保全・創出に取り組んでいます。

国蝶オオムラサキの保全

平成21年7月に初めて谷戸沢処分場で国蝶オオムラサキの成虫の生息が確認され、循環組合では以降、国蝶オオムラサキの保全活動を行っています。

トウキョウサンショウウオの保全

処分場の地元、日の出町の天然記念物であり、国の絶滅危惧種にも指定されているトウキョウサンショウウオの保全を行っています。

カヤネズミの保全

谷戸沢処分場では、ススキ草地(茅場)の保全を行っており、このススキ草地では絶滅危惧種の「カヤネズミ」が生息しています。

谷戸沢処分場におけるフクロウのモニタリング

谷戸沢処分場では敷地内の森林に大型巣箱を設置し、フクロウのモニタリングを行っています。

巣箱では平成28年以降、多くの年でフクロウの営巣が確認されており、循環組合では営巣したフクロウの様子を公開しています。

清流復活用貯水池・湿地ビオトープの設置

平成11年に処分場下流の谷戸川に生息するホタルを保全するため、冬季の渇水対策として清流復活用貯水池を設置しました。また、平成16年4月には、貯水池の一部に湿地ビオトープを設置し、日の出町の天然記念物であるモリアオガエルやトンボなどの水生生物が生息しやすい環境を整えています。