平成11年度 二ッ塚処分場の水質等調査結果について(概要)

平成12年6月29日
東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合

平成11年度の二ッ塚処分場関連の水質や大気等の調査結果の概要である。
平成11年度を通じ、問題となるような結果はなく、安全性が改めて確認された。

水質の検査結果

1.浸出水原水(ごみの層を通った水)

鉛(0.007〜0.051mg/L、基準値は0.3mg/L)と砒素(0.005〜0.006mg/L、基準値は 0.3mg/L)が検出された月はあったが、いずれも日の出町や地元と約束している公害防止協定の基準値を大きく下回っていた。その他の有害性重金属等は検出されず、問題はなかった。

2.下水道放流水(浸出水を処理した後、下水道に放流している水)

平成11年度を通じ、カドミウムなどの有害性重金属は検出されないなど、下水道へ放流するための基準を十分満足した。

3.防災調整池(埋立地の外や処分場周辺の雨水が集められている)

平成11年度を通じ、有害性重金属などは検出されず、水質汚濁に係る環境基準(水質環境基準:年間平均値で評価する)を満足した。

4.地下水集排水管水(埋立地内の地下水)

カドミウムなどの有害性重金属は検出されず、水質環境基準を満足した。電気伝導率(基準値はない。処分場からの影響をみる指標としている)は、埋立開始前や平成10年度と比較して大きな変化はなかった。

地下水集排水管水の電気伝導率

5.モニタリング井戸及び周辺井戸(処分場内6本と周辺の4本の井戸)

一部の井戸で、一般細菌、大腸菌群、鉄などが検出されたが、井戸周辺の土地利用状況や地質の影響等を受けたと考えられる。

有害性重金属などは検出されず、水質には問題はない。

処分場内の井戸6本の塩化物イオン(基準値はない。処分場からの影響をみる指標としている)は、埋立開始前と同じレベルであり、これらの井戸に影響を及ぼしていないと考えられる。(平成10年3月以降、一部の井戸で塩化物イオン濃度が上昇したのは、近くの秋川街道で使用した凍結防止剤の影響と考えられる。)

二ツ塚処分場内モニタリング井戸のCl濃度

発生ガス、大気等水質以外の検査結果

1.凝集沈殿汚泥溶出試験(浸出水処理施設で発生する汚泥の溶出試験)

セレン(6月に、0.011mg/L)が検出された時があったが、基準値(0.3mg/L)を大きく下回っていた。他の金属等は検出されなかった。

なお、この汚泥は二ッ塚処分場内に埋立てており、周辺に影響を及ぼすことはない。

2.発生ガス、悪臭調査

アンモニア、一酸化炭素などが検出されたが、公害防止協定の基準値を下回っていた。敷地境界における悪臭は、臭いが感じられない濃度(10以下)であった。

3.騒音・振動

機械稼働による騒音は、川を流れる水の音が原因で、基準値(50dB:静かな事務室内が目安)を超える場合があった。

道路交通による騒音は、埋立関係車両が通過しない早朝や夜間にも基準値を超えていたことから、処分場のみがこれに影響したとは考えられなかった。

振動はいずれも基準値を下回り、人が感じないレベル以下であった。

4.土壌粒子飛散、大気質(二酸化いおう・一酸化炭素・浮遊粒子状物質・二酸化窒素)

浮遊粒子状物質(大気中に浮遊している0.01mm以下の微粒子で、ディーゼルエンジンなどから排出される)は、8月28日(土)に一日平均値が基準値(一日平均値0.10mg/m3)を超えた(0.104mg/立方メートル及び0.110mg/立方メートル)が、この日は多摩地域全体で同様に高い傾向にあった。また、2月15日(火)(深夜2:00から1時間)と2月20日(日)(午後7:00から1時間)に浮遊粒子状物質の最大値が0.20mg/立方メートル を超えたが、いずれも深夜や日曜夜間の時間帯であるとともに、短時間の減少であったことから、処分場の影響とは考えられない。

土壌粒子飛散や、その他の大気質については、いずれも基準値や平成10年度東京都の調査結果を下回っていた。

5.底質(川、池等の水底の岩や堆積物のこと)、土壌

通常の土壌のレベルで、土壌等の汚染は見られなかった。


以上、処分場内や周辺の水質、大気、土壌等の数多くの調査結果から、問題となるような結果はなく、周辺環境に影響を及ぼしていないことが確認された。

なお、検出されないとは、それぞれの化学物質ごとの定量下限値(数値が定量できる最低のレベル)未満のことをいう。

調査結果の詳細は、「二ッ塚処分場の水質等調査結果について(平成11年度)」に登載。


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